わんちゃんはなぜ熱中症になりやすいの?

わんちゃんは人と違って全身から汗がでません。肉球からのみ汗がでます。




なぜわんちゃんは熱中症になりやすいの?

汗をかいて体温調節ができない

「ハァハァ(パンティング)」という呼吸をして唾液を蒸発させることで体温を下げます。

→人のように汗を流して一気に体温を下げることができないため、高温多湿の環境ではこの呼吸だけでは体温調節が追いつかなくなり熱中症になりやすいです。



全身が被毛で覆われている

わんちゃんは年中ダウンジャケットを着ているような状態です。一度体温が上がってしまうと外部へ逃げにく身体の構造をしています。



人間よりも地面に近く照り返し直接受ける

わんちゃんは人よりも背丈が低く地面に近いため、アスファルトなどの「照り返し」を直接受けます。

→大人が「少し涼しくなってきたかな」と感じる気温でも地面はまだ熱い場合があります。

人は快適でもわんちゃんにとっては危険な暑さです。






熱中症を防ぐために



【暑くなってからの対策】ではなく【暑くなる前からの対策】

・お散歩は早朝や夜など涼しい時間に行く
・新鮮なお水をいつでも飲めるようにする
・室内でもエアコンなどで温度・湿度の管理をする
 →温度:20~25℃前後 湿度:40%~60%が理想
・車内にわんちゃんを置いていかない



ひんやりグッズの活用

・ひんやりマット
・クールベスト・ネッククーラー(保冷剤を入れれるものがオススメ)




このような症状がでたら注意




🐾 熱中症の初期症状

  • 激しいパンティング
  • よだれが大量に出る
  • 歯肉や舌、
    結膜が充血・うっ血している
  • 心拍数の増加

🐾 中期症状

  • 下痢や嘔吐
  • 元気がない
  • 食欲がない
  • ふらつき、歩行困難
  • 急に力がなくなって、
    ぐったり、立てない

🐾 重篤化した場合

  • 意識障害
  • けいれん発作
  • 血便
  • 呼吸困難
  • 多臓器不全
  • ショック状態


熱中症は短時間でも症状が悪化することがあります。少しでも【いつもと様子が違う】と感じたら、早めに動物病院へ受診しましょう。





特に注意が必要な犬種



短頭種(フレンチブルドック、パグ、シーズーなど)

短頭種は気道が狭く、呼吸による体温調節が苦手です。
熱中症になりやすいので注意が必要です。



肥満

肥満体型の場合、体の中に熱がこもりやすく首周りの脂肪によって、呼吸機能が低下しやすく熱中症になりやすい傾向があります。



心臓・呼吸器疾患がある子

暑さによるパンティングで呼吸や心臓への負担がさらに増えるため注意が必要です。



まとめ

熱中症は命に関わりますが、飼い主さんの正しい知識と対策で防ぐことができます。温度だけでなく湿度の管理も大切です。
特に短頭種や心臓・呼吸器疾患がある子は注意が必要です。
【いつもと様子が違う】と感じたら、無理に様子を見ず、早めに受診をしましょう。