2024/07/30
ご自宅のネコちゃん、毎日うんち出ていますか?
私たち人でも辛い便秘はネコちゃん達も同様に起こります。
今回は便秘から始まる病気や予防法ついてお話していきます。
【便秘について】
5日以上便が出てないと便秘と診断が下されます。
便が出てない状態が続くと、食欲低下・脱水症状・嘔吐などの症状が現れます。
特にネコちゃんは高齢になると、運動不足や消化運動の低下が原因で便秘が起こりやすくなります。
便秘と気づかず放置していたり、慢性的に繰り返す子は巨大結腸症という病気にかかるおそれがあるため注意が必要です。
日頃からいきんでいる時間が多くないか、便が異常に硬くないか、など飼い主様が日常的に観察することで便秘の兆候を確認できます。
【巨大結腸症について】
巨大結腸症とは、便秘を繰り返すうちに腸に便が溜まりすぎてしまい、結腸が巨大化する病気です。
これにより結腸に便がどんどん溜まることで腸が伸び自力での排泄が困難になります。
巨大結腸症は重度の場合外科的治療を行うこともありますが、軽度であれば下剤や食事療法で管理することもできます。
食事管理はとても重要で、食物繊維が多く含まれるフードを食べることで便秘の改善が期待できます。
【食事管理】
便秘予防には、まず食事の見直しが大切です。
とくに食物繊維が多く取れる「高繊維食」や「可溶性繊維(水分を保持する)」フードは便秘の子にオススメです。
🌟ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)
可溶性繊維は食物繊維を多く含んでいるのが特徴で、便を柔らかく保ち排泄を促します。
消化率が高いフードなので、適切な硬さを保ちやすくして便秘を改善してくれます。
🌟ヒルズ 腸内バイオーム
腸内細菌のバランスが崩れると下痢や便秘など問題が生じることがあります。
腸内バイオームは、腸内細菌が利用しやすい食物繊維を豊富に含んでいるため、便秘の改善に適しています。
🌟ドクターズ ストマックケア(可溶性繊維)
このフードは、便秘予防したい+尿路系の疾患を抱えている子にオススメなフードとなっております。
可溶性繊維を含んでいるため便秘の子にもオススメなフードの他、弱酸性尿になるようバランス調整されているため、尿路結石の予防に役立ちます。
弱酸性尿は、細菌の繁殖を抑える効果もあり尿路感染症予防にも繋がります。
当院でも便秘の子向けの療法食を販売しておりますので、お気軽にご相談下さい。