健康診断にウンチ検査を追加してみませんか?

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新しいウンチ検査が登場しました!

Fecal Dx(フィーカル)といいます。

Fecal(糞便)Dx(検査) つまり糞便検査という意味です


・従来の検査よりも最大5倍の精度で見落としが減ることによって、早期発見・早期治療ができます。

・ワンちゃんネコちゃんでよくみられる寄生虫をまとめて検査できますので、健康診断にぴったりです!

・専用の採便キットがございますので、採取しやすいです。


目次



Fecal Dxで検出できる消化管内寄生虫と感染経路

消化管内寄生虫
・回虫 ・鞭虫・瓜実条虫・鉤虫
・シストイソスポーラ・ジアルジア

感染経路
鉤虫:・幼虫を飲み込んだり、皮膚から侵入    ・感染のネズミを食べる    ・母乳や胎盤からの感染
回虫:・虫卵を飲み込む(感染した動物(砂場や道に落ちてる便)の便の中に出た卵を食べた)・感染ネズミを食べる・母乳や胎盤からの感染
鞭虫:・虫卵を飲み込む→感染した動物(砂場や道に落ちてる便)の便の中に出た卵を食べた
瓜実条虫:・感染ノミを飲み込む
シストイソスポラ:・虫体を飲み込む
ジアルジア:汚染された水や土を飲み込む



陽性率

名古屋市の外猫の陽性率は52.6%(1歳未満)、33.3%(1歳以上)と高い感染率です。
家猫でも1歳未満は15%の陽性率です 。
犬(1~6ヶ月齢)では40.7%の検出率となっています。繁殖施設・ペットショップ・保護施設・一般家庭など飼育環境により感染率は異なっております。


令和4年度人獣共通感染症調査報告書
日本全国の一般家庭で飼育されている犬および猫における消化管内寄生虫の調査



健診のウンチ検査に注目

犬猫には年2回の糞便検査が推奨されています。

寄生虫が見つかればお薬で治療ができます。

寄生虫を気づかず放置していると、知らない間に体重減少したり、大きくなれないなどの発育不全が起こることもあります。なので、子犬・子猫では特に注意が必要です。

ワンちゃんネコちゃんから鉤虫・回虫を中心に人へ感染する寄生虫もいます。

お家の中で生活しているネコちゃんも外出した人間の服に付着したノミを介して感染することもあります。



Fecal DXを健康診断に加えるメリット

高い検出率で従来の検査法よりも検出率が最大5倍!!

虫体抗原を検出するので、虫卵が排出される前に感染を発見できるため、早期の診断が可能になります。

ウンチは1gでOK!専用キットがあるので手が汚れません!!



健康診断に加えてウンチ検査を実施し、早期発見・早期治療をしていきましょう!!